15歳の老齢猫を保護!「一匹と一人がニコイチになる瞬間」を描きたかった!!「寂しがり」な飼い主をおいて死ねない猫の姿に号泣必須!【作者に聞く】
15歳と老齢の猫。野良として生きてきた命が今、尽きようとしていた。しかし、猫は若い女性に拾われ動物病院で目覚める。野良猫は「ヨル」と名付けられ、ユウコと二人で生活することになった。しかし、ユウコが連れてきた彼氏は猫が苦手なようで…?今回は、伊達しのぶさん(@date_shinobu)の創作漫画「拾ってくれた女の子の幸せを願う老猫のハナシ」を紹介する。お互いひとりで生きてきた者同士が寄り添って生きていく絆に感動する人が続出!涙なしでは読めない本作に大きな反響が集まった。 【漫画】「拾ってくれた女の子の幸せを願う老猫のハナシ」を読む ■野良猫を保護したユウコは「ヨル」と名付け、一緒に暮らしはじめた 死にかけだった老齢の野良猫は「ヨル」と名付けられ、拾ってくれたユウコと二人で生活することになった。ユウコは帰宅するたび「ねぇ、聞いてよ!」と、ヨルに今日あった出来事を話す。例えば「上司がひどい」「ケーキが売り切れていた」「婚活パーティーで失敗した」などなど。 「ひとりは寂しい」というユウコ。ヨルは「孤独だけは、誰も助けてくれない」と、思う。だから、ユウコに誰かひとり大事にしたい人が現われたら、それだけで上等と――。 そんなユウコに待望の彼氏ができた。幸せそうなユウコだが、部屋を訪れた彼氏は「ごめん。俺、猫だめなんだよねぇ」と渋い顔。それを察したヨルはユウコの家を出ていく。帰宅後、ヨルがいなくなったことに気づいたユウコは…!? ■孤独というテーマで描いた本作。「一匹と一人がニコイチになる瞬間」が描けた ――ヨルがいなくなった後半にかけては涙なしでは読めませんでした。作品に込めた思いがあれば、聞かせてください。 ずっと孤独だったからこそ、主人を想ってとったヨルの行動が、逆にユウコには寂しいものだったというコントラストを感じていただきたいなと思いました。「作品に込める自分の思い」というのは、どの漫画を描くときも特に考えてなくて、キャラ先行でキャラを動かすときの楽しさとか切なさを出したい流れで描いてます。 ――「ひとりにしないでよ!」「ひとりにならないでよ!」というセリフに号泣してしまいました!短いお話ですが、本作でこだわったところはどこでしょうか? 一匹と一人がニコイチになる瞬間が描きたかったのと、孤独というテーマで一作描きたかったのでそこはなんとなく表現できたと思います。 ――その他にはどのような漫画を描いていますか? 普段はギャグコメディを描いてます。現在、「イケメン夫はゴリラ妻とプリティ娘を愛しすぎてる」「松本透はゴリラ妻とプリティ娘とツンデレ息子を愛しすぎてる」が発売中ですので、よろしくお願いいたします。 余命が短かったはずのヨルは、ユウコが寂しくならないように「大切な人」ができるまで生き抜いた。あのとき、彼氏よりもヨルを選んだユウコ。「ひとりにしないでよ!」「ひとりにならないでよ!」と、出て行ったヨルを探して追いかけてくるシーンは涙が止まらない。「まじで泣いた」「何回読んでも泣く」などのコメントも届き、号泣必須、涙腺崩壊のタグがつく。 取材協力:伊達しのぶ(@date_shinobu)