バーレーンの作戦はお見通し?敵将の心中探る久保建英「前から来るんじゃないかなと」
前回対戦の勝利に甘えるつもりはない。日本代表MF久保建英(ソシエダ)が7日、北中米W杯アジア最終予選第2戦・バーレーン戦に向けた報道陣の取材に対応。バーレーンは1月31日のアジア杯決勝トーナメント1回戦で勝利し、久保自身もゴールを決める活躍を見せた相手だが、この日は「前回とは別のチームだと思ってしっかり準備したい」と警戒を口にした。 【写真】「スタイル抜群」「目のやり場に困る」“勝利の女神”のアウェー遠征に反響 それもそのはず、バーレーンは5日に敵地で行われたW杯最終予選初戦でオーストラリアに1-0で勝利。勢いに乗った状態でホームに帰ってきたからだ。またアジア杯後にはドラガン・タラジッチ新監督が就任し、先発メンバーも大きく刷新。久保もその情報を頭に入れており、「いい選手がいたのか、それともアジア杯のメンバーに納得がいかなかったのかはわからないけど、変わっているということはまた新しい戦いをしてくるということだと思う」と推測した。 アジア杯での対戦については「正直あまり印象はなくて、結構引いてきて僕らがずっとボールを持って、攻めあぐねる時間帯もあったけど、結果的に3-1で勝っているし、失点シーンで被ったところはあったけど特にやられる感じもしなかった」と振り返り、「2列目の飛び出しについて来られないシーンが多々あったので、(日本が)引き続き3バックをやるのであればウイングバックの飛び出しが鍵になると思う」と活かせる点は活かすつもりだ。 だが、今回のバーレーンは引いて守るのではなく、「前から来るんじゃないかなと個人的に思っている」と久保。チームでの映像共有はこれから行われる予定だが、「今回の相手が日本とはいえ、オーストラリアにアウェーで勝っていて、勝ち点3を取って後がないわけじゃないし、僕が相手の監督だったらホームで観客の前で恥ずかしい試合は見せられないし、前から行こうよという話をすると思う。僕らの試合も見て、ほぼマンツー気味でスリーにスリーをぶつけてくるんじゃないかなと思う」とタラジッチ監督の心中にも想像をめぐらせながらゲームプランを予想していた。 実際、オーストラリア戦のバーレーンは4-4-2で守備ブロックを構えつつも、右サイドハーフのMFアリ・マダンが最終ラインに降りてカバーリングを行ったり、ダブルボランチの選手がマンツーマンで相手を追って最終ラインに吸収されたりと、最終ラインの枚数は自在。久保の展望が的中する可能性は大いにありそうだ。