斎藤経産相、中国のレガシー半導体などの過剰生産に閣僚から強い関心
(ブルームバーグ): 斎藤健経済産業相は27日に開いた米ワシントンでの記者会見で、米国と韓国、欧州委員会の閣僚と行った商務・産業分野の会合で、中国のレガシー半導体などの過剰生産について各閣僚から強い関心が示されたと述べた。
日米韓と欧州委の4者で行った会合では、重要技術分野におけるサプライチェーンの強靱化について議論した。斎藤氏は「大変大きな関心があると実感した」と話したが、具体的なやりとりは相手国もあるとしてコメントを控えた。
半導体を巡っては、中国の技術や製造強化の抑止に向けて、米国が同盟国に対して継続的に連携を求めている。
昨年8月にキャンプデービッドで開催された日米韓首脳会合で示されたビジョンを受けて、今回初めて日米韓商務・産業大臣会合を実施。サプライチェーンの強靱化や半導体・AIなど重要振興技術開発の促進と保護、水素などクリーンエネルギー分野での連携強化で合意し、共同声明をとりまとめた。
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Takashi Mochizuki