【残された時間はあと9日】斎藤知事の判断は? 不信任案可決から一夜 県議選・知事選を見据え…各会派の動きを徹底取材
きのう19日、全会一致で不信任決議案が可決された斎藤知事。辞職か解散か…判断が迫られる中、いつどんな答えを出すかで周囲の動きが大きく変わりそうです。 【どうする!?斎藤兵庫県知事】不信任決議案可決 知事の判断は?
「解散したら16億…税金もったいない」「最後は潔く辞職を」不信任案可決から一夜 兵庫県民の声は
19日、兵庫県議会では斎藤知事に対する不信任決議案が議員86人全会一致で可決されました。 区切りがついたからなのか、きょう20日、兵庫県の斎藤知事はカメラの前に姿を見せることはなく… (斎藤知事のX)「大きな、重い判断になります。しっかりと考え、決めます」 辞職か議会の解散か。残された時間は、あと9日。 兵庫県民の声は… 「最後は潔く辞職して欲しい」 「解散したら16億円くらいかかる、税金がもったいない」
県議選?知事選? 各会派の動きは…
斎藤知事がどのような選択をしても、兵庫県民には今後“選挙”が待っています。 知事選と県議選を見据えた、各会派の動きを取材しました。 自民党所属の県議によると「きょうにでも街頭演説など今後の計画を、県議など約20人で話し合う」ということです。 一方で、去年の県議選で4議席から21議席に躍進した日本維新の会関係者は「選挙になったら3分の1くらいに議席を減らすと思う」と話していました。 また、立憲民主党系のひょうご県民連合の県議は「(県議選の)準備はしていない。解散の大義がないから。ただ会派としては解散はどんと来い」と語りました。
知事選について、ひょうご県民連合の県議は「自民・公明・立憲の有志議員で、半年前から目を付けている1人を推したい。決断のリミットは27日(金)」としています。 これに対し、自民党の県議は「候補者は複数いるが、本人に打診していない。24日(火)の総会後に誰を擁立するか決める予定」と話していました。 一方で、日本維新の会関係者によると「兵庫を推し進めてきた片山大介参院議員と清水貴之参院議員の2人などが筆頭候補として挙がっている」ということです。
選挙はいつ?トリプル戦も?選管は困惑
兵庫県選挙管理委員会の事務局では、あらゆるパターンを想定して準備を進めています。 通常の選挙なら、約半年前から準備を進めますが、今回はどの選挙になっても期間が短いため、スタッフを2名増員しました。 (兵庫県選挙管理委員会 細川敬太書記長)「県議選の場合は40日以内、知事選の場合は50日以内という極めて短い中で準備を終わらせなければならない難しさがある」 不確定要素が多い分、選挙に使う道具や投票用紙もまだ作れません。 さらに厄介なのが、知事選と県議選のW選挙、もしくは衆院選とのトリプル選挙になる可能性も… (細川書記長)「そうなった場合はちょっと今の人員では足りないと考えておりますので、さらに人員を増加して体制を強化して、抜かりのない事務執行をする必要があるかなと」 (『newsおかえり』2024年9月20日放送分より)