特急はまかぜ、部品が欠落 検査で発覚もいまだ見つからず JR西「運行支障ない」
JR西日本は10日、大阪―鳥取間を走る特急「はまかぜ」の車両から、補修時に台車をつり上げるための金具の一部が欠落し、無くなっているのが分かったと発表した。部品は現在捜索中で、原因を調べている。 【写真】部品が欠落した「台車吊り金具」の正常時の様子 無くなったのは、車輪の外側に取り付けられている鉄製の「台車吊り金具」の一部で、長さ約35センチ、幅約6センチ、重さ約3・8キロ。9日午後11時15分ごろ、吹田総合車両所京都支所(京都府向日市鶏冠井町)で、9日間に1回の定期検査中に係員が発見した。運行中には使用しない部品という。 同社によると、7日夜に同支所で行った検査では異常は確認されず、車両は8、9日と2日間運行していた。JR西は「同様の事象が発生しないよう、確実な設備の点検に努めたい」とコメントした。同型の車両の点検を進めている。