子ども持つ人と持たない人 SNS上で分断?「自分が選ばなかった人生を歩む人にざらりとした感情」
ニュース番組『ABEMA Prime』が、平日夜9時より「ABEMA NEWS チャンネル」にて生放送されている。26日(金)の放送では、政府が子育て政策を進める中、独身者や子どもがいない人などから、子育て世代を優遇する風潮に疑問の声が上がっていることを取り上げた。 【写真】自身の育休取得を振り返る国山ハセン、ほか番組カット【2点】 番組では、育児中の社員をフォローする人から「“子持ち様”のフォローばかりで残業ばかり」「穴埋めする独身はないがしろにされがち」などの声が上がっていることを紹介。 番組MCを務めるタレントの山崎怜奈は「この問題は当事者同士で解決できない。代わって仕事を担っている人には、ボーナスなり仕事量を分散するなりしないといけない。仕事をする上で、評価や見返りがモチベーションに繋がってくる。これらの対価と見合わないと、不満に繋がってしまうことは容易に想像できる」と見解を述べた。 さらに「子育てしている人の欠勤や早退への厳しい意見が目立つが、介護や病気が原因で休んでしまっている人へも同じような声が上がるのか?子育ては人生の選択肢だから、経験する人としない人がいる。一方で、介護や病気は誰にでも起こり得る話だ」とコメントした。 進行を務めるフリーアナウンサーの国山ハセンは「自分が育休を取得した時は、個人の判断を尊重してもらいたいという意思があり、『申し訳ない』と思わないようにしていた。だけど、同僚たちへの考えが至っていなかったかもしれない。フォローしてくれる人の声を拾うことは非常に重要なことだと思う」と話した。 また、SNSでは「子持ち様」「子なし貴族」など、それぞれの立場を揶揄する言葉があることを紹介すると、山崎は「自分が選びたくても選べなかった人生を生きている人に対して、“ざらりとした感情”は昔から存在していたと思う。SNSによってこれらが可視化されるようになり、そのタイミングで政府の子育て政策が絡んだことで、これまでは第三者に届かなかった声が大きくなったのだと考える」と持論を展開。 その上で「他人の生き方にとやかく言う人の話はミュートでいい。他人と自分の生き方を比べないような社会にするためには、どうしたらいいのだろう?」と話した。
ENTAME next編集部