車道で寝てしまった男性を救助 タクシー運転手に感謝状を贈呈ー警視庁
酒に酔って車道で寝てしまった男性(40代)を救助し、交通事故を未然に防いだタクシー運転手(23)に警視庁・新宿署から感謝状が贈られました。 2024年11月2日未明、星莉斗さん(23)は、東京・新宿区でタクシーを運転中に、酒に酔って車道で寝てしまっていた男性(40代)を発見し、車にひかれないよう安全を確保したうえで110番通報して、事故を未然に防いだということです。 星さんが勤務しているタクシー会社はことし、同様の通報を60件以上するなど、会社として、路上寝込みを救助する取り組みを行っているということです。 星さんは「忘年会シーズンに向けて路上で寝込む人が増えてくるかもしれないので、同業者や周りの人に路上で寝込む危険性について広く知らせていきたい」と話しました。 警視庁によりますと、路上寝込みで事故にあった人のうち3割は死亡していて、ことしは12月11日時点で9人が亡くなっているということで、國府田剛・新宿署長は「例年、年末にかけて路上に寝込んだ方が車にひかれる事故が多発しています。こうした悲惨な事故を減らすため、路上で寝込んでいる人を見かけたら、110番通報していただきたい」としています。