週末は食品をまとめ買い。 支払いを金券ショップで買った「商品券」にしたら、年間どのくらい得をするでしょうか?
食品を1週間に1回などまとめ買いすることで、食費の節約を心掛けている人もいるのではないでしょうか。その際に、支払い方法をクレジットカードにしてポイントを貯めるのもお得ですが、その他に検討したい方法が金券ショップで購入した商品券を使用する方法です。 特に金券ショップで売られている商品券なら額面価格よりも安価にて購入できるので、支出をおさえるのに役立つでしょう。 本記事では、1世帯あたりの食費がどのくらいなのか、食費の支払いに金券ショップで購入した商品券を使用した場合の節約効果などを解説します。その他にも、商品券を使う以外に食費をおさえるための方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
1世帯あたりの食費はどのくらい?
総務省統計局の「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年」によると、1世帯(二人以上の世帯)あたりの食費は図表1のとおりです。 【図表1】
総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年」より筆者作成 なお、内訳のなかでもっとも金額が高いのは、世帯人員によって異なるものの調理食品、外食とのことです。 ■月収の15%程度が理想とされている 1ヶ月あたりの理想的な食費とされているのは、月収の15%程度といわれています。例えば、月収30万円の世帯なら4万5000円、40万円の世帯なら6万円、50万円の世帯になると7万5000円になります。食費の具体的な予算を立てたいときは、月収の15%以内におさめられそうかどうかを検討してみてください。 ただし、家族の健康を考えたら単に食費を安くすればいいというわけではありません。あくまでも、1ヶ月あたりの食費の目安として検討するようにしてください。
食費の節約に商品券が役立つ
食費をまとめて購入する際にまとまった金額を支払いますが、その際に金券ショップで購入した商品券を使用すると節約効果を得られます。金券ショップとは、その名のとおり「不要になった金券やギフト券を買い取って必要な相手に売却する」ことを目的にしたサービスです。 金券ショップが金券を買い取る際には、一定の買取率で買い取りを行ってショップの利益や経費などを差し引いた金額にて売却します。金券ショップで購入可能な商品券は、額面よりも低い価格で販売を行っており、額面と販売価格の差額分がお得です。 上述の家計調査によると、世帯人員が4人の1年間の食費は平均で105万7224円(月8万8102円×12ヶ月)となっています。そこで、商品券を利用して5%割引で買い物をした場合、1年間で5万2861円もお得になる計算です。 ■釣り銭は出ない場合があるので注意 商品券によっては、釣り銭が出ない場合があるので注意してください。釣り銭が出るかどうかは、商品券の裏面に利用の際の注意点などが記載されています。例えば、950円の買い物をして釣り銭の出ない1000円の商品券を利用した場合、差額の50円は戻ってきません。