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関東で強盗事件が相次ぐ中、16日新たに、神奈川県と千葉県で2つの“緊縛事件”が発覚しました。 【画像】「ポストのふたが開いていた…」新聞配達員が気づいた不審な点とは 横浜市青葉区では、16日の午前9時半ごろ、隣人からの「玄関ドア脇の窓が、きのうから開いたままになっている」と110番通報があり、事件が発覚。 警察官が駆けつけたところ、住宅の中でこの家に住む後藤寛治さん（75）が、脱衣所で手足を縛られた状態で倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。 後藤さんの体には、広い範囲で打撲を受けた痕が複数あったということで、警察は殺人事件とみて捜査を進めています。 住宅の窓ガラスは一部が割られており、警察は犯人が室内に侵入するために割った可能性があると見ています。また、警察によると後藤さんは妻と2人暮らしでしたが、発見当時、妻は不在だったということです。 周囲には多くの住宅が建ち並んでいるものの、木々で囲まれ、目が届きにくい場所にあった後藤さん宅。近隣住民によると、昼間でも人通りは少ない場所だったといいます。 近隣住民: 人通りは昼間もそんなにないです。（事件現場の）上が駐車場になっているので、その駐車場を借りている人たちが行ったり来たりするぐらいです。物静かで優しくて穏やかな人、誰かに恨まれるとかいう感じは一切しない。お金がありそうという感じも一切しないです、もうかえって地味すぎるぐらい地味。 趣味は散歩で、車を所有しておらず、最寄りの駅までバスで10分かかる道のりを自転車で行っていたという後藤さん。警察によると、住宅が荒らされた様子はなく、現時点で奪われた金品があるかどうかは、分かっていません。 しかし、事件が起きる前に“不審な出来事”があったという人も…。 近隣住民: 3日か4日ぐらい前ですか、うちにも来たんだけど。「近くで工事をやっている者なんですけども、水道の水漏れの点検をしたいんですけど」と来たんですよ。多少、水道の知識があったから、うちには入れなかったけど。 「水道の点検をしたい」と家に上がろうとしてきた人物の存在。 さらに、通報があった6時間ほど前に後藤さんの家に新聞を届けた配達員は、いつもとは異なる出来事を目にしていました。 新聞配達員: （午前）3時半くらいに配達した。一つだけいつもと違うのは、ポストのふたが開いていた。いつも閉まっているんだよ。（いつもは配達員が）ボックスを開けて入れる、後藤さんが新聞を取って閉める、その流れ。 高齢者が襲われたこと、手足を縛られ、暴行を受けたとみられること。住宅の窓ガラスが割られたことなど、関東で相次いでいる強盗事件と類似点が多くありますが、現時点で、関連は分かっていません。