【ソフトバンク】主砲がパ・リーグ一番乗りで10号到達「ムネ、岡本とか、いろんな数字で負けたくない」
◆パ・リーグ ソフトバンク6―2西武(17日・みずほペイペイD) タイミングを狂わされながらも、舞い上がった打球は左翼テラスに吸い込まれた。ソフトバンクの山川が3―0の3回1死に10号ソロ。22分前に甲子園で10号を放ったヤクルト・村上から遅れたが、同日の達成で12球団一番乗りタイとなった。「ムネ(村上)、岡本(和)とか、いろんな数字で負けたくないと思って見てます」とWBC世界一の僚友へライバル心をあらわにした。 10号一番乗りは西武時代の18、19年に次ぐ3回目。過去2回はいずれもそのまま本塁王に輝いており、キング率100%だ。さらに山川が打点を挙げた試合は、これで16勝0敗1分け。柳田、山川、近藤のYYKクリーンアップトリオが全員安打を放った試合も15戦全勝。“ダブル神話”も継続された。「僕が打点を挙げたときにチームが『あれ、きょう勝つんじゃね?』みたいな雰囲気になってくれるのであればうれしい」と声を弾ませた。 チームの貯金は今季最多の15。37試合での到達は、南海時代の1965年の31試合(22勝7敗2分け)以来、球団59年ぶりの開幕ダッシュぶりだ。「効果的な本塁打が勝利につながった」と小久保監督。ここまで初戦を取った10カードのうち8カードで勝ち越し(2カードはタイ)。無敵の軍団は、このまま突っ走る。(田中 昌宏)
報知新聞社