【MLB】 ドジャースが延長11回に及ぶ好勝負制す 山本が7回無失点7Kの好投 大谷は5打数無安打
【ドジャース2-1ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム
日本時間6月8日、2対1の接戦を制し、ドジャースが人気球団同士の注目の3連戦の初戦を取った。ドジャースは先発・山本由伸が今季最高のピッチングを見せ、7回無失点7奪三振。ヤンキースも先発のコディ・ポティートからの継投でドジャース打線を封じ込めた。9回まで両軍無得点となって試合は延長タイブレークに突入。11回表にドジャースは5番テオスカー・ヘルナンデスのタイムリー二塁打で2点を先制。それが決勝点となり、ドジャースが強豪対決を制した。11回表に決勝打を浴びたヤンキースの6番手イアン・ハミルトンに今季初敗北(0勝)が付き、ドジャースの5番手マイケル・グローブに今季4勝目(3敗)が付いた。 【動画】山本由伸の7回無失点の好投(MLB.comより) ドジャースが山本由伸、ヤンキースがコディ・ポティートの両先発で始まったこの試合は投手戦に。特に山本は7回無失点7奪三振2四球2安打という圧巻の投球を見せた。今日の山本は4シームの平均球速が普段よりも約2.7キロ速い約156キロを計時。メジャーにおける最速を更新する約158キロも叩き出した。今季の山本は97マイル(約156キロ)以上のボールをトータルで3球しか投げてこなかったが、今日の試合だけで97マイル以上を29球も投じた。今日の好投によって、山本は防御率を3.00に下げている。 対するヤンキース先発ポティートと、防御率MLB2位のヤンキースブルペンも負けじと好投。ピンチを招いても細かい継投でその芽を摘み続けた。山本の後を受けたドジャースブルペンも無失点でつなぎ、試合は無得点のまま延長戦へ突入。10回表のドジャースは二死1・2塁のチャンスを活かせずに無得点。10回裏のヤンキースも三者凡退に倒れた。11回表、ドジャースは先頭の3番フレディ・フリーマンが四球を選び、一死1・2塁となった後にヘルナンデスが左中間を真っ二つに破る二塁打を放ち、二人の走者を返した。11回裏にヤンキースは3番アーロン・ジャッジのタイムリーで1点を返したが、反撃もここまで。ドジャースが2対1で強敵を下した。 「2番・DH」でスタメン出場した大谷翔平は第1打席はセカンドゴロ、第2打席は鋭いセンターライナーに倒れた。5回に二死1・2塁のチャンスで回ってくると、ヤンキースは先発ポティートから2番手の左腕ビクター・ゴンザレスにスイッチ。しかし、大谷はファーストゴロに倒れてチャンスを活かせなかった。第4打席はレフトフライに終わり、続く第5打席はタイブレークの10回表二死1・2塁で回ってきた。しかし、大谷は再びファーストゴロに倒れてしまった。大谷は5打数無安打に終わり、打率.312・OPS.955に数字を落としている。