山本由伸、メジャー移籍後最速158.3キロでヤ軍圧倒 全球種で平均球速が1マイル以上アップ
◇インターリーグ ドジャース―ヤンキース(2024年6月7日 ニューヨーク) ドジャースの山本由伸投手(25)が7日(日本時間8日)、敵地でのヤンキース戦に先発。初対決のヤ軍を相手にメジャー自身最多の106球を投じ、7回2安打2四球7奪三振無失点と圧巻の投球を披露した。 【写真】青空の下でヌートバーとゴルフを満喫する山本由伸 投球の53パーセントにあたる56球がフォーシーム(直球)で、メジャー移籍後最速の98.4マイル(約158.3キロ)をマーク。直球の平均球速は97.0マイル(約156.0キロ)で、従来の平均よりも1.7マイル(約2.7キロ)速かった。また、17球を投じたスプリットが従来より1.6マイル速い平均91.6マイル(約147.3キロ)、12球のスライダーが1.9マイル速い平均87.8マイル(約141.2キロ)と全ての球種がこれまでより1マイル以上速く、ア・リーグ東地区首位の強打線を抑えた。 安打を許したのは1、2回の2本だけ。3~5回は3者凡退で、6、7回は四球を与えながらも切り抜けた。一度もその回の先頭打者を出塁させない、安定感ある投球内容だった。 メジャートップ21本塁打の3番・ジャッジとの対戦は3度。初回は左翼線二塁打を浴びたが、3回はカットボールで遊ゴロ。6回の第3打席は四球だった。また、15本塁打の4番・スタントンは3打席ノーヒット、2三振に封じた。