車庫に止めた路線バスの車内に9時間近く乗客を閉じ込める 車内確認を怠る 富士急シティバスに行政処分 中部運輸局
回送後の車内確認を怠り、バスに乗客を閉じ込めたとして、富士急シティバスが中部運輸局から行政処分を受けました。 中部運輸局によりますと、富士急シティバスが運行する沼津市内の路線バスで、4月運転手が回送後の車内点検を怠り、車庫に止めたバスの中に乗客を9時間近く閉じ込めたということです。 始発の準備をするため車内を点検していた運転手が、閉じ込められた乗客を発見したということです。 中部運輸局が監査を実施したところ、会社が運転手に対し車内確認の徹底などの指導を十分に行っていなかったことなどがわかったため、中部運輸局は富士急シティバスのバス1台を、30日付けで10日間の車両使用停止処分にしたうえで、文書で警告しました。