成田美寿々「みんな疲れているところを…」 好発進の裏にあった“狙い打ち”
◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 初日(30日)◇GOLF5カントリーみずなみC(岐阜)◇6559yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆1832人) 【画像】吉田優利は最高の初日 2022年11月からの休養を経て、今シーズンから本格復帰。ツアー13勝の成田美寿々が4バーディ、ノーボギーの「68」でプレーし、首位に1打差の4アンダー4位発進を決めた。「なんとなく手応えがあって、根拠のない自信みたいなのがあった。何かあったわけじゃないけれど、不安なく。ティショットがリズムよく18ホール打てた。それが良かった」と振り返った。 QTランキング136位からのシーズンインと試合数が限られた状況で、今季は7試合に出場して予選通過は1度のみ。直近6試合はすべて予選落ちしている。「とりあえず予選を通りたい気持ちがありながら。ここは得意なコース。取りやすい10番でバーディを取れたのが流れ的に良かった」
出だしの10番(パー5)で2オンに成功し、6mから2パットのバーディ発進を決めた。最終9番は12mのパーパットを決めてピンチをしのいだ。同コースで行われた2014、15年と2位。18年も6位と相性は悪くない。 今週はウエーティング(待機選手)から繰り上がり、出場が決まったのは開幕前日の午後5時だった。前週が海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」で、次週は国内メジャー「ソニー日本女子プロゴルフ選手権」。欠場選手が多くなることも想定してここまで準備してきた。
「みんな疲れているところを狙い撃つしかない。初日を良いスコアで回れてきょうまでは計画通り」。5年ぶりのタイトルに向けてまずは絶好のスタートを切ったが、週末も厳しい戦いが控えていることは生涯出場312試合のキャリアから十分に知っている。(岐阜県瑞浪市/玉木充)