モトグッツィ伝説の「V7スポルト」復活! 倒立フォークや専用走行モードを採用…ただの外装バリエーションじゃないんです!
V7スポルトは中身も違う!「電子制御や足まわりを専用にし、スポーティな走りが楽しめる」
さて、新型となったV7シリーズでもV7ストーン/V7スペシャルの違いは従来と同じく、ホイール、シート、メッキの有無など外観に関連するものが中心で、性能面は基本的に同様です。 しかし、V7スポルトは偉大な車名を受け継ぐにふさわしい性能を与えようということでしょう、電子制御と足まわりを専用とし、スポーティな走りを重視したものとなっているのです。 まず電子制御ですが、V7スポルトには6軸IMUが搭載され、ABSとトラクションコントロールはコーナリング対応に。そして、鋭いスロットルレスポンス&トラクションコントロールの介入が最小限となる専用のライディングモード「スポーツ」が用意されているのです。 (ストーンとスペシャルは「ロード」と「レイン」の2種) 足まわりについては、倒立フォークとフロントダブルディスクブレーキの採用が外観からすぐにわかるポイントですが、一見V7ストーンに似ているキャストホイールもV7ストーン比で1.8kg軽量な同車専用となっていて、ハンドリング性能を向上させているとのこと。 このように、V7スポルトは非常に気合いの入ったモデルとなっているのです。
V7スポルトのデザイン「バーエンドミラーに専用シート、カラーは2タイプ」
最後にデザインですが、車体色は2種類のラインアップで、メインカラーはやはり往年のV7スポルトに寄せたイメージ。V11スポルトやV7カフェクラシックなども近いカラーがありましたが、いずれにせよ何とも華やかでカッコいい。もうひとつのパステルグレーはシックで都会的な印象です。 またV7スポルトはバーエンドミラーとなるほか、シートも専用となっています。 (V7ストーン、スペシャルでもそれぞれシートは違うので、実は各車専用という贅沢な作り)。 さて、スポルトを含めた新型V7シリーズの日本導入時期・価格は現段階では発表されていませんが、その上陸を楽しみに待ちたいところです。 レポート●上野茂岐 写真●ピアッジオグループ/八重洲出版/上野茂岐