「 2人きりはデートだよね 」発言に困惑。食事を断らなかった私がいけない?男女の友達はやっぱり成立しないのか。
2023年とある書籍で驚きを隠せないデータが発表された。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「中公新書から発売された『 不倫-実証分析が示す全貌 』に掲載されたデータです。2020年に行われた日本全国6651名を対象にした調査で、既婚男性の46.7%、既婚女性の15.1%が婚外性交渉を行なった経験、言い換えるなら不倫経験があるというのです。ちょっと驚きじゃないですか」。 確かにこれは衝撃だ。 「母数の問題もありますし、安易にこれを当たり前というつもりはありませんが衝撃を隠せないというのは本音でしょう。このデータ実はインターネットを使った調査だったと言います。余計にリアリティがある気がするのは私だけではないはず。個人が特定されないとあれば、本音を言う確率が上がることは容易に想像できます」。 サレ妻、サレ夫なる言葉が誕生し、SNSでも広くつぶやかれていることもその惨状を表しているのかもしれない。今回はある勉強会で出会った男性と意図なく2人で会うことになってしまったと話す女性に話を聞いた。 -----------------------------------------------------------------------------------
木村ルイさん(仮名・48歳)は、半年前からAI技術を取得するスクールに通っている。老若男女様々人が通っているそうだが、そのスクールでは40代以上のセカンドキャリアを考える人が多い。 「この歳になってまた学校に行くなんて思ってもみませんでしたが、通ってみると楽しいものですね。今まで自分がいかに狭い鳥籠の中にいたのかを気が付かされます。まるで出会ったことのない人が世の中にはいっぱいいると改めて感じる毎日です」。 学校は週1日。19時からスタート。多くの人は仕事後だ。 「私も仕事の後に行っています。子供はもう大学生なので手がかかりません。夕食も必要な人だけ食べる感じになりました。作り置きもありますし、冷凍食品を食べたりすることも。それぞれバイトもしているので、帰りが遅いことも多いです」。 家族はそこそこ自立しているようだ。 「夫も長く単身赴任だったこともあり、家事は一通りできます。みんなそれぞれのペースで生きている感じです。だからこそ、私も何か新しいことを!と思えたのかも。第二の青春感覚で楽しんでスクールに通っています。とにかく友達ができたことも嬉しかった」。 同じクラスになった年齢の近い6人はすぐに意気投合したと話す。 「下世話な話ですけど、夫や会社以外の男性とおしゃべりしたり、飲みに行ったりするのは本当に久しぶりで。内心、ウキウキしていたことは事実です。ちなみにグループの男女比は男性4:女性2です」。 心躍る気持ちはありながらも、ルイさんに恋愛の意図はまるでなかった。 「大学時代のサークル感覚っていうんですかね?なんか新鮮な気持ちで遊んでいたんですけど…」。 ある日のことだ。その日はスクール後に6人で飲みに行く約束をしていたと話す。