「古い考え方かレガシーか」大谷翔平とリンドーアのMVP論争の焦点は? ド軍メディアは「オオタニのドジャース1年目は今後も語り継がれる」と主張
米放送局『MLB Network』のキャスター、ブライアン・ケニー氏が、ナ・リーグのMVPを争うロサンゼルス・ドジャースのDH大谷翔平と、ニューヨーク・メッツの遊撃手フランシスコ・リンドーアの論争を番組で分析した。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』が報じた。 【動画】大谷の2打席連続適時二塁打 & ド軍3者連続アーチで大勝したブレーブス戦のハイライト! ケニー氏は、「もちろん、ショウヘイ・オオタニが野球史上最高のオールラウンドプレーヤーだ。ただ、今年は投手ではなく、守備もしていない。ひねりが効いてるのは、典型的なパワーだけのDHではない点だ」と語った。 今シーズンの大谷はDHとして、47本塁打に加えて、48盗塁を記録。MLB史上初の「50(本塁打)ー50(盗塁)」を達成すると見られている一方、MLBではこれまでDHの選手がMVPに輝いたことはなく、もし今シーズンの大谷がMVPとなれば、こちらも史上初の快挙となる。 それでもケニー氏は、「オオタニは総合的に優れているが、今年の守備査定はゼロだ」として、DH専任選手がMVPを受賞できない従来の常識を当てはめた。 「攻撃の数値が目立つのは理解できるが、数日前に話したことをもう一度繰り返したい。高度な指標がなかった昔は、野球記者や試合を観戦するファンは守備の価値を知っている遊撃手に賞を与えることがあった。そんな昔ながらの考え方が戻ってきたようだ。万能の完璧な遊撃手がMVPになる可能性がある。そう主張をするのは十分に可能だろう」 しかし、そうしたケニー氏の意見に同メディアが反発した。「MVP に関する会話ではレガシーについて議論することも重要だ。オオタニのドジャース1年目は、今後何年も語り継がれるだろう。リンドーアのシーズンについても同じことが言えるだろうか?」と主張した。 「古い考え方かレガシーか」。今シーズンのナ・リーグMVPはどのような結末になるのだろうか。 構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】
- 「メッツにとっては悲惨」大谷翔平のMVPライバルが腰に違和感で即交代→MRI検査へ。メディア、ファンは悲痛「今シーズンが終わった…」の声も
- 「賭けは大失敗に終わった」大谷翔平のドジャース、夢のシーズンが台無しになる? 地元紙「毎年恒例の“崩壊”が、もう始まった」
- 「3度目の手術となれば…」大谷翔平のポストシーズンでの“投手復帰”に識者やファン懸念「愚かな考えだ」「間違っている」
- 大谷翔平の“歴史的50号ホームランボール”は一体いくら? 「2800万円以上の値が付く可能性」と競売会社予想、米メディアは「住宅の頭金に相当する金額が、空から降ってくる」
- ワールドシリーズ優勝の鍵は“投手”大谷翔平? 「もしオオタニがマウンドに上がるなら、確率はさらに高まるだろう」米メディア期待「医学的に問題がなければ…」