山田孝之、ロケ現場付近に宿借りる「みんなと一緒にいる時間が欲しくて」
俳優の山田孝之(41)、仲野太賀(31)が1日、東京都内で行われたダブル主演映画「十一人の賊軍」(白石和彌監督)の初日舞台あいさつに共演の尾上右近(32)、鞘師里保(26)らと出席した。 戊辰戦争の中、新発田藩に捕らわれていた罪人11人が砦を守る任に就く物語。白石組の撮影を振り返り、山田は「過酷な日々だったので、作品として仕上がり見ていただけてうれしい」と感無量の表情。ロケ地が遠方のため、現場近くに出演者が泊まれる宿を借りたことが明かされると、「寂しかったので。少しでもみんなと一緒にいる時間が欲しくて」と照れ臭そうに説明した。 本格的な殺陣に初挑戦した仲野も「雨にも負けず、風にも負けず、眠気にも負けず、体力勝負で一生懸命作った作品が公開できてホッとしています」と安堵した様子。「壮絶なシーンは大変だけど、監督の目がキラキラしていく。その顔を養分にして、われわれはドロドロになっていきました」と充実感をにじませた。 また、撮影現場では苦しさを紛らわせるためバカ話ばかりしていたという。岡山天音(30)に近づいては一発ギャグを披露していた仲野は「〝おもんな侍〟というキャラを作ってダル絡みしていました」と笑わせた。