がん治療中のチャールズ国王、英国の毎年恒例の馬術イベントに45年ぶりに登場
亡きエリザベス女王もお気に入りだった毎年恒例の馬術イベント「ロイヤル・ウィンザー・ホースショー」が、現地時間の5月1日から5日まで開催。 【写真】チャールズ国王夫妻、愛と笑いの結婚生活を振り返り ロイヤルメンバーがパレードに参加したり、チャールズ国王がサプライズ登場したりなど、今年もたくさんのベストモーメントがとらえられました。
イベント3日目には、がんの治療のため、外出を伴う公務を控えていたチャールズ国王が会場にサプライズで登場。馬術競技の五輪メダリストでもある姪のザラ・ティンダルが、到着した国王を笑顔と温かいハグで出迎えました。
バッキンガム宮殿の広報担当者によると、チャールズ国王の治療にあたってきた医師らは、国王は公の場に出る必要がある公務を再開できる状態にまで回復したと判断しているとのことです。 ただ、今後の公務は、「継続的な回復に対するリスクを最小限にとどめるため、必要に応じて変更される」可能性があるといいます。
亡きエリザベス女王のお気に入りのひとつだったイベントの会場に国王が姿を見せたことは、がんの治療中であることとは別の意味でも、注目に値することでした。 それは、チャールズ国王が会場を訪れるのは1979年以来、45年ぶりのことだったためです。国王は前回、愛馬「キャンドルウィック」とともに、ショージャンピング(障害飛越競技)に出場していました。 国王は子どものころから女王と妹のアン王女とともに、何度もこのショーの会場に足を運んできました。また、女王は歩行が困難になっていた2022年も含め、毎年欠かさず会場を訪れていました。