能登豪雨の被災地は土砂災害に注意 8日まで断続的に雨が強まる恐れ 北陸2週間天気
能登豪雨被災地では土砂災害に注意 前兆現象に気づいたら速やかに避難を
能登豪雨の被災地では豪雨によって地盤が緩んでいる所があるため、普段より少ない雨量でも土砂災害が発生する可能性があります。また、令和6年能登半島地震の影響により地盤の緩んでいる所もあります。 土砂災害は、雨が弱まったり止んだりした後でも発生することがあります。以下の「土砂災害の前兆現象」を見かけた場合は、速やかにその場から離れるようにしてください。 【土砂災害の前兆現象】 1.地面に亀裂や段差が生じる、木が傾いたり、地面が揺れる 2.斜面から物音がする、何かが落ちてくる、土臭い臭いがする 3.湧き水が急に止まる 4.水が吹き出したり浸みだしたりする その他、川の水位が急に低下したり、木が流れてきた場合や地鳴りなどがする
2週間天気後半 雲が多めながら晴れ間の出る日が多い
2週間天気の後半(10日(木)~15日(火)まで)は、10日(木)は、秋雨前線上の本州の南岸を低気圧が進むため、広く雨が降るでしょう。低気圧が発達して北寄りの風が強まる可能性があります。 その後は、日本海の高気圧に覆われやすくなるため、北陸地方では、雲が多めながらも晴れ間も広がる日が多くなるでしょう。最高気温・最低気温はともに、この時期としては高く、金沢や福井を中心に最高気温が25℃以上の夏日となる日もありそうです。 能登豪雨の被災地で復旧作業に当たっている方は、日中はまだ体を動かすと汗ばむ陽気が続きますので、水分補給やこまめな休憩を意識した方が良さそうです。また、降水がない日が続くと、土砂災害や浸水被害のあった所では泥が乾燥し、土埃が飛散するおそれがあるため、マスクやゴーグルなどで、対策をしましょう。
日本気象協会 北陸支店 和田 玲央奈