「規格外でも甘くておいしい!」 地元高校生が鹿児島・伊佐市特産「金山ねぎ」活用を考える
鹿児島テレビ
鹿児島県伊佐市特産の金山ねぎの知名度アップなどに取り組む高校生が、ねぎの収穫や規格外で売り物にならないねぎを使った料理を食べるなどして、地元の特産品の活用について考えました。 今が旬の伊佐市特産の「金山ねぎ」。 きめが細かくみずみずしいのが特徴です。 15日、伊佐市菱刈田中のねぎ畑で、伊佐市の大口高校の2年生4人が収穫作業を体験しました。 4人は売り物にならない規格外野菜の活用策を探る授業の一環で、植え付けも体験していて、今回は、夏の台風で葉が痛み生育不足となったねぎを収穫しました。 高校生 「こわー」 「もうちょい。まだいいんじゃない?」 「おもろい」 4人は農家の大塚聖作さんから、生産者が減少し後継者も不足しているなど、伊佐市特産の金山ねぎの課題を聞き取っていました。 大口高校2年生 「(くわで)ネギの根元を切らないようにするのが難しかった」 「多くの人に規格外のネギを販売したい」 「この活動でフードロスの面と伊佐や農家の少しでもPRになればいい」 金山ねぎを栽培する・大塚聖作さん 「こういう子供たちがアピールしてくれるのは、生産者にとってありがたい」 また、ねぎ畑に調理用のテーブルを持ち込んだのは、大口高校のOBの料理人で食品ロス問題に取り組む、冨重正宣さんです。 食品ロス問題に取り組む料理人・冨重正宣さん 「こちら、金山ねぎのアヒージョです」 冨重さんは、料理では脇役が多いねぎを主役にした、金山ねぎアヒージョなどを高校生にふるまいました。 「甘いです。おいしいです」 「採れたてだからね」 高校生 「規格外のねぎでも、こうやっておいしい料理ができるので、みんなに広げていけたらいい」 冨重正宣さん 「ファーム トゥー テーブル(農場で調理)です。究極の地産地消ですね。後輩たちと金山ねぎを通して、色々な活動ができたのはすごく楽しかった」
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