フランツ・フェルディナンド、6年半ぶりのニュー・アルバム発売決定 先行シングルのMV公開
フランツ・フェルディナンド(Franz Ferdinand)の6年半ぶりのニュー・アルバム『The Human Fear』が、1月8日(水)に日本先行でリリースされることが決定。先行シングル「Audacious」がミュージック・ビデオとともに公開しています。 2013年作『Right Thoughts, Right Words, Right Action』でもタッグを組んだマーク・ラルフを再びプロデューサーに迎えた最新作『The Human Fear』は、リスナーの心を一瞬で掴み、人生を前向きにしてくれるようなアップビートな傑作であり、臆することなく独自のスタイルを突き進み、フランツらしさが炸裂した作品。スコットランドのAYRスタジオでレコーディングされ、人間の奥底に潜む恐怖と、どのようにその恐怖を克服し受け入れることが、私たちの人生を動かし、定義づけるかを暗示する11曲が収録されています。 フロントマンのアレックス・カプラノスは「このアルバムの制作は、これまでで最も人生を肯定してくれるような経験の一つだった。タイトルは『The Human Fear』。恐怖とは、自分が生きていることを実感させてくれるもの。僕たちは皆、恐怖が与えてくれる刺激や興奮に何らかの形で中毒になっていると思う。それにどう反応するかで、いかに僕らが人間であるかがわかる。だから、ここにあるのは、恐怖を通して人間であることのスリルを求める楽曲群なんだ。一聴しただけでは必ずしも気づかないだろうけど」とコメントしています。 あわせて公開された先行シングル「Audacious」のミュージック・ビデオは、長年フランツとコラボレートしてきたアンディ・ノウルズが監督を務め、何年もの間、バンドが地元グラスゴーの凱旋ライヴを行う舞台となっていたバロウランドで撮影されました。楽曲についてアレックスは「この曲は、自分の周りにある存在が構造から崩れていくのを感じたときに、大胆な対応をすることについて書いているんだ。図太く、勇敢であること、逆らうこと。無の永遠を淵から覗き込み“そうさ!クソ食らえ!今日はノー・サンキューだ!”」と説明。 また、監督のアンディ・ノウルズは、MVについて「『Audacious』を初めて聴いたとき、すぐにこれは祝福のミュージックビデオを必要とする曲だと感じた。2022年に『Curious』でとった愉快なアプローチをベースにし、人生のより陰鬱な瞬間と、物事を ‘大胆な(audacious)’視点で見るときの爆発的な楽しさを対比させているんだ」と語っています。 『The Human Fear』は、オードリー・テイトとディーノ・バルドーをメンバーに迎えた初のスタジオ・アルバムであると同時に、2017年に加入したジュリアン・コリーがアレックス・カプラノス、ボブ・ハーディとともに作曲や創作活動に参加したアルバム。ジャケット・アートワークは、ハンガリーのアーティスト、ドーラ・マウラーの自画像「7 Twists」にインスパイアされたものです。 アルバムは、CD、LP、カセット、デジタル / ストリーミング配信でのリリース。1月8日(水)に日本先行でリリースされ、国内盤CDにはボーナストラック「It’s Funny」が追加収録されます。LPは、通常盤(ブラック・ヴァイナル)に加え、限定盤(ホワイト・ヴァイナル)、さらにdiskunion限定のオルタナティヴ・カバー盤(ブラック・ヴァイナル)が発売。国内盤CDと日本語帯付き仕様盤LPには、歌詞対訳と解説書が封入され、Tシャツ付きセットも発売されます。また、タワーレコード渋谷店では数量限定のカセットテープも発売されるとのことです。 Photo by Fiona Torre