【ボートレース】地元の三馬崇史が巻き返しに燃える―宮島ルーキーシリーズ
◆ルーキーシリーズ第19戦(11月16日、ボートレース宮島・3日目) 広島支部の三馬崇史(24)が「気合を入れてレースをしないといけないけど、地元だといつも気合が入り過ぎてしまうんですよね。もっと落ち着いて走らないといけないのに…。もし、そうなっていたら止めてください」と記者に対して、ムチャな要望をしてきた。1号艇で臨んだ2日目3Rは1Mを先まい。2022年5月のデビュー以来、3回目の地元白星は目の前だったが、2Mで大原祥昌に差されて2着に終わった。 「やっぱり落ち着きがなかった」と反省の弁。それでも、後半の9Rは谷口知優に競り勝って3着に入るしぶとさも見せた。今までは競り負けることも多かっただけに、かなりの成長を感じる。「引き波のないところだったから追い付けた。ある程度の足まで持ってきてるけど、全く満足はいかない。もっとグッといくところが欲しい」と前を向く。 尾道商高野球部ではサードでキャプテン。広島経大に進み、消防士を志していたが、ボートレースの格好良さにひかれてボートレーサー養成所に一発でパス。さらなる上を目指して精進中だ。 「2日目は悔しかった。ペラを調整して3日目こそやり返します」と巻き返しに燃える。一走入魂で地元の意地を見せることができるか注目だ。(塩谷 寿)
報知新聞社