飼い主さんにくっつきたい犬 どんな心理なの?獣医師が解説
この日はここが、サブローくんにとっての“ベストポジション”だったのかもしれません。 こちらは、X(旧Twitter)ユーザーの@saburo0526さんが、「とにかく飼い主のどこかを枕にしたい主義」というキャプションとともに投稿した1枚。飼い主さんの腕に自分のあごをのせているのは、ミニチュア・ダックスフンドのサブローくん(撮影時3才)です。 【写真】別の日、飼い主さんの体にくっついて眠るサブローくん。肉球マッサージでスヤア
飼い主さんにくっつくのが大好きなサブローくん
撮影時の状況について、飼い主さんに詳しく聞いてみました。 飼い主さん: 「サブローは、眠くなると飼い主の足の間に入ったり、背中や肩に自分の体をくっつけたりして寝ます。この日は、たまたま目の前に飼い主の腕があったので、そこを“あごのせ”にしたんだと思います」 このときのサブローくんの気持ちについて、飼い主さんはこう推測します。 飼い主さん: 「飼い主のことが大好きなので、どうにかしてくっついていたいという気持ちがあったのかもしれません。『ちょうどいいところにあご置きがあったわ~』と思っただけかもしれませんが(笑)」
飼い主さんは“ある疑問”が浮かぶことも……
そんなくっついてくるサブローくんを見て、飼い主さんは“ある疑問”が浮かぶこともあるのだとか。 飼い主さん: 「サブローなりに、その日その日でよいポジションを決めているんだなと思うと、とてもかわいく感じるのですが、『その体勢で疲れないの? 』という疑問が浮かぶときもあります(笑)たまに『ここ!? 』というところにも体をくっつけてくるのでおもしろいです」 日によって変わるサブローくんにとっての“ベストポジション”は、ときどき飼い主さんを驚かせてしまうこともあるようです。
【獣医師解説】とにかく飼い主さんにくっつきたい犬の心理
あらゆるポジションで飼い主さんにくっつこうとするサブローくん。この行動の背景には、どのような犬の心理があるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に解説していただきました。 ――サブローくんは飼い主さんに体をくっつけて寝ることが多いそうですが、犬が飼い主さんに体をくっつける行動には、どのような理由が考えられますか? 原先生: 「信頼できる飼い主さんに体の一部がくっついていることで、安心できる状況がつくられているのではないかと想像できます」 ――サブローくんは、たまに『その体勢で疲れないの? 』と飼い主さんが思うようなポジションで体をくっつけてくるそうですが、このようなとき飼い主さんは何かしてあげたほうがよいのでしょうか? 原先生: 「サブローくん自身が落ち着いた様子で過ごしているのであれば、基本的には何もしなくてよいかと思います。ただ、飼い主さんが動くことで体勢が崩れて危なそうな場合は、動く前に補助を入れてあげるとよいかもしれないですね」 大好きな飼い主さんにピッタリくっつく姿が愛おしいサブローくん。これからも温かく見守ってあげたいですね。 写真提供・取材協力/@saburo0526さん/X(旧Twitter) (監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生) 取材・文/寺井さとこ ※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
いぬのきもちWeb編集室