打撃練習する坂本勇人 （カメラ・岡野　将大）

　打撃不振のため２軍調整中の巨人・坂本勇人内野手が２８日、ジャイアンツ球場で汗を流した。今季はここまで打率２割３分４厘、４本塁打、１８打点と低迷し、２７日に２軍に合流。午前１０時から室内練習場でティー打撃、マシン打撃などを行い、打撃フォームを入念に確認しながら打ち込んだ。 　この日は、桑田真澄２軍監督と今後に向けた話し合いも行われた。現役最多の通算２３７５安打の実績を踏まえて、調整は本人に一任される方針となり、現時点では試合出場の予定は立てずに課題と向き合っていくことが決まった。 　坂本の２軍合流は、故障と体調不良を除けばルーキーだった２００７年以来１７年ぶり。ベテランの早期復調はシーズンの行方を左右するだけに、桑田２軍監督は「ファームで充実した時間を過ごして欲しいということで、心技体の見直しをしてみようと話をした。メンタル的には全く問題がないので、改善点は技術と体力の二つ。技術的なことはラボを活用して測定もできるし、２軍の打撃コーチもいる。いろんな意見を聞いて、参考にして、打撃の技術を議論してみるのも一つの手だと（伝えた）。体力的にはもう一度、歩くこと、走ること、原点に戻って、いろいろやってみたらどうかな？と提案をしました」と明かした。