ニデック、牧野フライスにTOB 事前に協議打診せず
[東京 27日 ロイター] - ニデックは27日、工作機械の牧野フライス製作所株を1株1万1000円で公開買い付け(TOB)し、完全子会社化を目指すと発表した。買収総額は2572億円。牧野フライスに事前に協議を打診しておらず、きょう付で提案を提出する。提案段階から明らかにすることで、協議の透明性を確保したい考え。 買付価格は26日の終値(7750円)に対し41.94%を上乗せした水準。TOBの開始は2025年4月4日を予定している。 工作機械事業の強化を進めるニデックは、2023年11月にTAKISAWA(岡山市)を買収した。このときは事前に協議を打診した後、賛同を得ないまま買収を提案。TOBは賛同を得た後に開始した。