メッシのファンは“入場禁止” アルゼンチンと対戦するパラグアイがW杯予選で異例措置 一部では波紋も「アンチ・メッシな対策」
“対世界王者”に向けた興味深い対策だ。 現地時間11月14日に行われる北中米ワールドカップ南米予選でアルゼンチン代表を本拠地で迎え撃つパラグアイ代表は、相手エースであるリオネル・メッシに関連したグッズを着用したファンの入場を認めないという異例の決定を下した。 【画像】「衝撃的だ」と悲痛な声…異様に腫れ上がったメッシの右足をチェック パラグアイ・サッカー協会のライセンシング・マネージャーを務めるフェルナンド・ビラスボア氏は、地元ラジオ局『Radio La Red』で「試合日のファンはメッシの名前が入ったアルゼンチン、バルセロナ、パリ・サンジェルマン、インテル・マイアミのユニホームや、アルゼンチンと関係のある服装での入場は許可されない」と断言。反発を予想し、こう強調している。 「着用してきた場合には入場を拒否される。だから当日の不愉快な状況を避けるために、私は事前に忠告している。スタジアムの周辺と入場ゲートに検問所を設け、認められていないグッズの持ち込みを防止する。誰かがこの対策を破った場合には、そのエリアから退去するよう丁重にお願いするつもりだ」 メッシという偉才を強く意識した仰天計画は、小さくない波紋も呼んでいる。アルゼンチン紙『Ole』は「パラグアイはアルゼンチン戦で“アンチ・メッシ”な対策を取った」と銘打った記事を掲載。「この重要な試合においてパラグアイ代表への応援を集中させる雰囲気を維持するため、同国のサッカー協会は、ホームファンのための策を取った」と報道。 また、アルゼンチンのニュース局『0264 Noticias』は「次のパラグアイ戦ではリオネル・メッシのファンがスタンドに入場できないよう強力な措置を講じられる」と強調。すでにチケットが完売となっていることも伝えている。 南米予選において首位を快走するアルゼンチン。彼らに“アウェイ感”を体感させる施策は、果たして吉と出るのか――。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]