50代の父に下された、がん宣告…のしかかる治療費に「がん保険に入っていればよかったの?」「心配で夜も眠れない」不安がる家族へ、FPがさすがの回答
がん保険、必ずしもメリットばかりとはいいきれない
生徒:父はがん保険に加入していませんでした。がん保険には入っておくべきだったのでしょうか? 先生:がん保険に入っていたら、診断給付金、入院給付金、手術給付金、通院給付金がもらえます。また、先進医療特約がついていれば、それを全額カバーしてくれます。 生徒:それはいいですね…。父にも加入してもらえばよかったのかな…(涙)。 先生:じつは、高額な先進医療の費用をカバーできるといっても、そもそも自分に適用できる治療法と出会う確率はそこまで高くないのですよ。仮に適用できるものが見つかっても、100万円を超える先進医療はそんなに多くありません。また、がん保険では、差額ベッド代や、厚生労働省が定めていない自由診療の医療費はカバーできません。がん保険は保険料がとても高額であり、払い損になってしまう可能性が高いので、がん保険に加入せず、自分でお金を貯めておいたほうがいいでしょう。 生徒:勉強になりました。父にはお金を心配することなく、安心して治療を受けるよう伝えます。ありがとうございます。 岸田 康雄 公認会計士/税理士/行政書士/宅地建物取引士/中小企業診断士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会認定)
岸田 康雄
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