きょう（日）も、40℃に迫る暑さとなっている所がありますが、週の後半にかけても危険な暑さが続きそうです。また、この気温の上昇で雷雲が発達しやすくなっていて、局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。週明けも湿った空気や気温の上昇などで、大気の状態が不安定となり、あちこちで急な雨や雷雨が起こりやすくなるでしょう。暑さに加えて、天気の急変にも注意が必要です。

4日(日)午後1時50分までの最高気温

　きょう（日）も強い日差しが照りつけて、東京都心も午前中から35℃に達するなど猛暑が続いています。午後1時50分までに、高知県の江川崎で39.2℃、群馬県の桐生では38.9℃、愛知県の豊田で38.7℃、福岡県の久留米で38.6℃まで上がるなど、危険な暑さとなっています。すでに全国の280を超える地点で35℃以上の猛暑日となっています。

週間予報(最低気温・最高気温)

　この猛烈な暑さは週の後半にかけても続き、西日本や東日本では連日35℃前後の所が多く、北日本でも30℃以上の真夏日が続くでしょう。さらに、朝晩も気温が下がりにくく、体にこたえる暑さがこの先も続く見通しです。できるだけ涼しい場所で過ごし、夜間もエアコンを使って睡眠もしっかりとれるよう対策を心がけて、熱中症に十分に注意してお過ごしください。

週間予報(天気)

　また、きょう（日）は気温の上昇などで、すでに内陸や山沿いを中心にあちこちで雨雲が発達しています。今夜にかけては局地的に非常に激しい雨が降りそうです。落雷や突風にも注意が必要です。また短い時間で一気に雨が強まる所もあるため、道路の冠水や急な川の増水にお気をつけください。急に空が暗くなって冷たい風が吹くなどの天気急変のサインがあれば、安全な建物に入るようにしてください。

4日(日)～7日(水)　午後の発雷確率

　この先も、晴れ間がありますが、南から湿った空気が流れ込みやすく大気の状態が不安定となりそうです。特に気温の上がる午後は雷雲が発達しやすくなり、局地的に激しい雨が降るおそれもあります。また、南の海上には熱帯低気圧もあり、火曜日、水曜日にかけてと、さらに湿った空気が流れ込んでくる予想で、山沿いや内陸だけでなく、東京都心などの平野部や、東北でも雷雨が起こりやすくなりそうです。暑さや局地的な激しい雨に注意が必要です。 　週の後半は雲が広がりやすく、金曜日は西日本や東日本を中心に雨となるでしょう。 （気象予報士・及川藍）