「断捨離は箱を3つ用意する」がうまくいく理由
断捨離はスッキリする反面、大切なものを捨てるときは感傷的な気分になります。 たとえば子どもの工作は、その一つです。 我が家では、この種の品々と別れる前に「思い出の夜」を設けることで、この問題に対処しています。 正式なお別れをすることで、その品の価値を認識し、お別れする前に考える機会が持てます。その方法を以下にご紹介しましょう。
処分するのが辛い思い出の品々を偲ぶ夜を設ける
先日、実家の母を訪ねると、母は私の子ども時代の思い出の品々が詰まった収納ボックスを山ほど出してきました。 昔の学校の課題やアートプロジェクト、大量の写真、あらゆる種類のトロフィーや盾などが入っていたのです。 最後にもう一度すべての品々を見ることで、、思い出がよみがえり充実感がありました。 そして、過去の象徴と別れる苦痛を和らげることにもなりました。これは、読者の皆さんにも役立つ方法かもしれません。
このやり方がうまくいく理由
子ども時代の物を処分するのは悲しいことでしたが、心の中では、自分にも母にももう必要ないものだとわかっていました。 箱にしまっておいても意味がありません。その箱を母と一緒に見るのは楽しかったです。笑ったり泣いたり、思い出に浸ったり、忘れていたものを再発見したり、新しいものを作ったり、別れを惜しんだりしました。 また、貴重な写真など、手放すのが惜しいものを最後に一掃することもできました。そのおかげで、ガラクタから自分を解き放つのがとても楽になりました。
捨てるときは箱を3つ用意する
捨てるのが辛い昔のものを手放すのに苦労している人は、まずはすべてを箱に入れて、しばらく放っておくことからはじめましょう(すでに何年も箱に入れたままになっているのなら、おめでとうございます!もう道のりの半分は来たようなものです)。 次に、友人や家族を集めて(あるいは独りで)、「思い出を偲ぶ夜」を開催しましょう。箱の中の品々をひとつひとつ、時間をかけて調べ、触れ、読み、眺め、笑い、泣くんです。箱を3つ用意してください。 1つは捨てるもの、もう1つは寄付するもの、そしてもう1つはまだ残しておきたいものを入れるためです。 このような感傷的な状況では、寄付は特に役に立ちます。自分が大切にしていたものが、他の誰かにも大切にされるというのは嬉しいことです。 たとえば、私の母は私のトロフィーや盾をすべて町の記念品店に持って行きました。 誰がそれを手にするのかはわかりませんが、私が11年生のときその盾をもらったときのように、新たにその盾をもらう人が喜んでくれることを願っています。
春野ユリ