“100年に一度の洪水”が襲来 4人死亡、11万人超が避難 中国・広東省
All Nippon NewsNetwork(ANN)
“100年に一度の洪水”が襲いました。 住宅街を激しい濁流が襲います。そして流れてきたのは、白い車でした。 中国南部の広東省では、先週から降り続く大雨の影響で広い範囲にわたって洪水が発生していて、中国メディアは「100年に一度の洪水になる可能性もある」と報じています。 山肌が露出し、街が茶色の濁流にのみ込まれています。 多くの地域で住宅の倒壊や土砂崩れが発生し、少なくとも4人が死亡、10人が行方不明となっています。また、11万人以上が避難をしているといいます。 これまでに80軒以上の住宅が倒壊するなどしていますが、被害の全容は分かっていません。 広東省緊急事態管理庁 「多くの救助隊員を現場に派遣しています。ドローンや重機などを使い救助活動にあたっています」 救助隊員 「おばあちゃん、大丈夫。怖くないからね、安心して下さい」 この地域では、4月から9月にかけての雨季によって毎年のように洪水が発生していて、ここ数年は暴風雨が激しくなり、洪水被害が深刻化しているといいます。 今後、広東省では4月いっぱいは雨が続くとみられています。
テレビ朝日