中国代表の要注意人物は? 秘密兵器!? スピード自慢の帰化選手。今夜サッカー日本代表と対戦
サッカー中国代表は9月5日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)第1節でサッカー日本代表と対戦する。FIFAランキングでは日本の方が格上とはいえ、アジア最終予選の初戦であたる中国は油断できない。今回は、中国代表で警戒しなければならない要注意人物を紹介する。 【画像】サッカー日本代表、中国戦の予想フォーメーション 中国で最も警戒しなければいけないのは、山東泰山に所属する31歳のFWフェルナンジーニョだ。2019年に中国国籍を取得し、ブラジルから帰化した選手だ。中国代表デビューは2024年3月21日のシンガポール代表戦。代表ではここまで4試合に出場し、1得点を記録している。中国メディア『捜狐』が「アランとフェルナンジーニョのコンビが代表チームの秘密兵器になる可能性が高い」と言及。日本にとっても脅威となるかもしれない。 ブラジルのアトレチコ・ソロカーバの下部組織出身であるフェルナンジーニョは2012年にフラメンゴへ移籍。しかし、ブラジルの名門では目立った活躍はできず。7試合の出場のみでクラブを去ることとなった。2014年にはマドゥレイラ、その後ポルトガルのエストリル・プライヤでプレー。2015年のレンタル移籍を経て、翌年に重慶両江へ完全移籍となる。 2016シーズンの中国スーパーリーグでフェルナンジーニョはキャリアハイとなる9得点をマーク。アシスト数も7に伸ばし、ゴールだけでなくチャンスメイクもできることを証明した。その後、2019年に広州FC(広州恒大)へ移籍。2019年には河北へレンタル移籍となり、2023年から現在所属する山東泰山でプレーしている。 2023/24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場したフェルナンジーニョは川崎フロンターレ戦で、ペナルティアークからグラウンダーで狙い澄ましたシュートを放ってゴールを奪った。ACLでも見せたように得点感覚に優れた選手で、ゴール前では非常に危険な存在となる。ウィングやセンターフォワードでプレーする同選手は、並外れたスピードが武器だ。相手DFラインの背後を取る動きが得意で、一瞬でDFを置き去りにする。加えてテクニックもあり、キレのあるドリブルも見せる。ゴール前では自由にしたくない選手だ。
フットボールチャンネル編集部