韓国政府イチ押しの「有名大学の先端学科」より「ブームの医学部」…合格ライン高まる
【06月20日 KOREA WAVE】韓国政府が意欲的に推進する先端学科が「医学部ブーム」を越えられなかったことがわかった。ソウル大学・高麗大学・延世大学(SKY)先端学科と大企業契約学科9カ所のうち、医薬学系列最下位学科より合格ラインが高いところは2カ所に止まった。 鍾路学院が17日、大学入試情報ポータル「どこ行くの」に公開した2024学年度定時募集合格点数を分析した結果として明らかにした。 合格者のうち上位70%の学生(合格者100人中70位)の修能国語・数学・探求領域の百分位(パーセンタイル)平均を比較した。 自然系列学科では、医学部の合格ラインが99.0点で最も高かった。ソウル大学・高麗大学・延世大学医学部のいずれも百分位平均が同じだった。続いてソウル大学薬学科(98.5点)、ソウル大学・延世(ヨンセ)大学歯学部(98.25点)、ソウル大学獣医学部(98.0点)の順だった。医薬学系列の中では延世(ヨンセ)大学薬学科(96.25点)の合格ラインが最も低かった。 ソウル大学、高麗大学、延世大学が運営する先端学科と大企業契約学科9カ所のうち、延世大学薬学科より合格ラインが高いところは、ソウル大学先端融合学部(一般選考98.0点)、高麗大学スマートモビリティ学部(96.62点)の2カ所だけだった。高麗大学スマートモビリティ学部は、現代自動車と運営する契約学科だ。 大企業の契約学科合格ラインは、高麗大学スマートモビリティ学部に続き、サムスン電子の契約学科である延世大学システム半導体工学科(95.0点)、SKハイニックスの契約学科である高麗大学半導体工学科(94.17点)、LGディスプレー契約学科である延世大学ディスプレー融合工学科(94.00点)、サムスン電子の契約学科である高麗大学次世代通信学科(93.58点)の順で高かった。 先端・契約学科の中で合格ラインが最も高いソウル大学先端融合学部の場合、ソウル大学内で医学部、歯学部、薬学科はもちろん、自然系列最上位圏の一般学科と比較してもやや低いことがわかった。 ソウル大学先端融合学部の一般選考合格ラインは、数理科学部(98.50点)、建設環境工学部、バイオシステム素材学部、化学部、化学生物工学部(98.25点)より低かった。地域均衡選考の合格ライン(96.5点)は、応用生物化学部、造船海洋工学科、地球環境科学部、天文学専攻の一般選考と同じだった。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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