溝口紀子氏 神戸市の公立中学の部活動終了、クラブ化に「部活動は単なるスポーツ、文化活動ではなく…」
バルセロナ五輪柔道女子銀メダリストでスポーツ社会学者の溝口紀子氏が20日、TBS「ひるおび」(月~金曜前10・25)で、神戸市が、再来年度から公立中学校の部活動を終了し、地域のスポーツ団体などによるクラブ活動に移行することを決めたことについてコメントした。 平日も含めた全面移行の試みは、政令市では全国で初となる。運営を担う地域のクラブは営利が主目的ではないものとし、来年1月16日から募集を始める。生徒は、市内のクラブ活動を自由に選べるようにする。 新たな地域クラブ活動の名前は、KOBE◆KATSU(コベカツ)」で、地域のスポーツクラブや競技団体、大学、NPOなどが運営を担う予定。指導にあたるスタッフは、熱中症予防やハラスメント防止などの研修受講を必須とし、教員は希望者が許可を得て参加する形式となる。 番組の中で、溝口氏の「部活動は単なるスポーツ、文化活動ではなく“部活教育”としての大切な意義があった。地域移行することで子供たちの“部活教育”の場が失われないよう行政、地域がしっかり連携していかなければならない」とのコメントが紹介された。