【中国】吉本が上海でお笑いライブ、2年連続開催
吉本興業は21日から24日にかけて上海市で吉本新喜劇、コント、漫才などを盛り込んだお笑いライブを開いた。2年連続の開催。計6公演を行い、日本のお笑いを楽しもうと多くの中国人ファンが訪れた。 公演は中国メディアの上海広播電視台(上海メディアグループ、SMG)が中国内外の団体を招いて開催する「第10回上海国際コメディーフェスティバル」の枠組みの中で行った。 昨年は会場が分かれていたが、今回は黄浦区の「蘭心大戯院」に公演を集めた。中国でも人気の陣内智則さんが昨年に続き単独公演を実施したほか、今年結成30年を迎えたテンダラー、2009年M―1王者パンクブーブーなど実力者がそろった。 週末となった23日の公演は多くの中国人や日本人が劇場を訪れた。出演者は時折中国語を織り交ぜ、新喜劇のせりふには中国の交流サイト(SNS)の微博(ウェイボ)が登場するなど現地要素も盛り込んだ。ステージ後部のモニターには中国語字幕を表示。中国人向けにローカライズされた字幕で観客の笑いを誘った。 吉本興業の岡本昭彦社長は、「劇場の雰囲気が温かく、お客さまに喜んでいただけたのが良かった」と述べ、昨年よりも中国語字幕の精度が上がったと手応えを明かした。