ドジャースの大谷翔平選手（写真はAP）

　◇29日（日本時間30日）　大リーグ　ロッキーズ1ー2ドジャース（デンバー） 　ドジャースの大谷翔平選手は29日、レギュラーシーズン最終戦となる敵地ロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、4打数1安打だった。打率は3割1分。首位打者を争っていたアラエスは最終戦、3打数1安打で交代し、打率は3割1分4厘で終了。ナ・リーグ87年ぶりの三冠王の可能性はなくなったが、日本選手初のトリプルスリーを達成した。チームは5連勝締めし、両リーグ最多の98勝64敗で終了した。プレーオフは地区シリーズからの出場で、10月5日にドジャー・スタジアムで第1戦が行われる。 　大谷は第3打席目まで安打がなかったが、8回の第4打席に右前打で12試合連続安打。1死一、二塁から二塁走者バーンズとの重盗に成功し、今季59個目の盗塁を決めた。盗塁は日本選手シーズン歴代1位を更新し、36回連続成功で終えた。 　大谷のレギュラーシーズン成績が確定し、159試合に出場し、636打数197安打、打率3割1分、54本塁打、130打点と驚異的な成績をマークした。本塁打、打点はリーグ単独トップを独走し、主要2冠は確実。今季9月、前人未到の「50本塁打50盗塁」を達成。その後も数字を伸ばし、「54本塁打59盗塁」まで到達した。