「出会って2週間のスピード婚から10年」高橋ひとみ(62)が明かす「晩婚」だからこそ育める夫婦仲
結婚する気もないし、相手もいない。そんななかで出会った52歳での運命。「友だちから」の出会いはどうやって大切な関係へと進んだのでしょう。結婚へのプレッシャーもなく、自然体でことが進んだ高橋さんの歩みに耳を傾けてみると。(全5回中の4回) 【画像】52歳で結婚した旦那さんと高橋ひとみさん「愛犬の眼差しがなんとも言えない!」ほか(全15枚)
■「結婚を考えたことはなかったけれど」52歳のときに現れた紳士 ── 52歳のときに、2歳年下の方と結婚されました。交際2週間というスピード婚が話題になりましたね。 出会いのきっかけはなんだったのでしょう?
高橋さん:夫とは、友人が開いてくれた食事会で出会い、その後も何度かみんなでご飯を食べにいく仲間のひとりだったんです。 あるとき、私が仕事でイタリア(フレンツェ)に行くことになったのですが、なぜか当時はまだ友人のひとりだった夫が、「僕も行っていいかな?」と言ってきて。彼は航空会社勤務でチケットがすぐに取れるので、イタリアにはよく洋服を買いに行っていたらしいんですね。「私は仕事だから、ご一緒できませんよ?」と伝えたのですが、ついてきちゃって(笑)。
でも、結果的にイタリアに一緒に行ったことで、彼の人のよさを知ることができました。現地で少し時間があったので、メイクさんたちとウフィツィ美術館に行くことになったのですが、語学堪能な彼がチケットを取ってくれ、完璧にエスコートしてくれたんです。 みんなの荷物は全部持ってくれたり、ドアもサッと開けてくれたりして、紳士的でスマートな姿に好感をいだきました。身長も180cmほどあるので、フィレンツェの街で一緒に撮った写真を見たら、背の高い私とバランスがよくて「あら、なんだかいいじゃないの」と(笑)。東京に戻ってから2人で会うようになり、交際期間2週間で婚姻届を出しました。
── まさに急展開ですね。ただ、独身暮らしが長いと自分のライフスタイルを変えるのが億劫になって、なかなか結婚に踏みきれないケースが多いものです。なにが決め手になったのでしょう? 高橋さん:じつは、これまで一度も結婚したいと思ったことがなかったんです。別に独身主義というわけではないのですが、ちゃんとプロポーズしてくれる人がいなかったというのもあります。 でも、夫は交際してすぐに「結婚してください」と言ってくれて、「それならしてみようかな」と。酔っぱらっていたので、お酒の勢いもあるかも(笑)。夫は飲めないので、私だけ飲んでいたんです。