「出会って2週間のスピード婚から10年」高橋ひとみ(62)が明かす「晩婚」だからこそ育める夫婦仲
■晩婚のメリットは「大人としてうまく折り合いをつけられること」 ── 今年で結婚10年目になりますね。あらためて、「晩婚のメリット」はなんでしょう? 高橋さん:さすがに、いい大人同士なので、お互いに我を通しすぎず、ある程度のところで上手に折り合いをつけながら歩み寄ることができるんじゃないかと思いますね。向こうがだいぶ我慢してくれているのかもしれませんけど。 ── 年齢とともに価値観が凝り固まって頑固になるケースも多いですが、柔軟さは大事にしたいですね。
高橋さん:結婚当初は独身時代のライフスタイルが変わるので、多少のぶつかりあいもありましたが、いまではお互いずいぶん柔らかになりました。ときには、諦めも大事です。 夫も以前はわりと潔癖症ぎみだったのですが、私が独身時代から飼っていたゴールデンレトリーバーのももえと一緒に暮らすようになって、少しぐらい服に毛がついていても気にしなくなりました。 これからも一緒に過ごす時間を楽しみながら、歳を重ねていければいきたいなと思いますね。
PROFILE 高橋ひとみさん 1961年東京都生まれ。1979年、寺山修司演出の舞台『バルトークの青ひげ公の城』で女優デビュー。83年に『ふぞろいの林檎たち』でドラマに初出演。現在まで数多くのドラマや映画、舞台に出演し、近年はバラエティ番組や情報番組などでも活躍している。2015年より、南アフリカ観光親善大使、19年より大田区観光PR特使を務める。現在、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演中。
取材・文/西尾英子 画像提供/ホリプロ
西尾英子