「高速道路にDXを」NEXCO東日本、クラウドカメラ活用で「キロポスト表示オプション」共同開発
ネクスコ東日本とセーフィーが、高速道路管理業務の効率化を目指す新機能「キロポスト表示オプション」を共同開発
ネクスコ東日本エンジニアリングとクラウド録画サービス大手のセーフィーは12月6日、高速道路管理業務の効率化を目指す新機能「キロポスト表示オプション」を共同開発したと発表した。 この新機能は、クラウドカメラ「Safie(セーフィー)」の映像データに高速道路のキロポスト情報を表示するもので、2024年12月からNEXCO東日本 関東支社、新潟支社管内にて実証確認を開始する予定だ。 この取り組みは、建設業界が直面する深刻な人手不足問題への対策の一環として位置づけられる。日本の高齢化が進む中、2040年には高齢化率が35%に達し、15~64歳の労働力人口が現在の80%程度に減少する「8割社会」の到来が予測されている。特に道路メンテナンスや災害復旧分野では、22.0%の労働力不足が予想されており、現場の効率化と生産性向上が急務となっている。 新機能の「キロポスト表示オプション」は、ウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2 Plus」の映像管理画面上に高速道路のキロポスト情報を表示する。これにより、高速道路の各種維持管理業務において、現場の位置把握が瞬時に可能となり、現場と管理側の情報共有を効率化し、意思決定の迅速化を実現する。
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レスポンス 森脇稔