「あらゆる災害に対応できる組織に」 京都府精華町消防本部が発足50年
京都府精華町消防本部が10月で発足50周年を迎え、記念式典が同町精華台のけいはんなオープンイノベーションセンターで営まれた。消防OBや住民ら70人が節目を祝った。 同本部は1974年10月1日に設立。当初は車両2台・職員11人でのスタートだった。東日本大震災では初めて緊急消防援助隊として被災地・宮城県南三陸町に派遣。2012年8月に山城地域を襲った府南部豪雨でも救助活動に当たった。現在は車両23台・職員53人体制で、町民の暮らしを守っている。 式典では、消防活動に長年協力してきた4団体の表彰や50年の歩みを振り返るPR動画を上映。新調した紫色の消防本部旗がお披露目された。荒深廣一(ひろかず)消防長は「あらゆる災害に対応できる組織に向け、職員一人一人が熱意を持って職務にまい進していく」と誓った。 式典後に地元の京都廣学館高吹奏楽部の記念演奏会も開かれ、会場を盛り上げた。 表彰団体は次の通り。学研地区防災連絡協議会▽精華町危険物安全協会▽植田婦人防火クラブ▽京都廣学館高吹奏楽部