95歳のおじいちゃん、在宅介護に寄り添う犬さん 「見守り隊長」「何かあったら僕がすぐに助けるよ」
大きな酸素吸入器にびっくりした愛犬…名前を呼ばれるとおじいちゃんのところへ
――今回話題になった11月25日の動画は、在宅酸素療法を始めた日とのこと。この時のてんちゃんの様子は。 「大きな酸素吸入器が突然置いてあり、音もしましたので びっくりしたようで。最初は父のところまで行けず、勝手口の近くで止まっていました。でも、父がいつものように『てん!』と呼ぶと、しっぽを振って走って父のそばまで行っていました」 ――てんちゃんは、とってもおじいちゃんのことを慕っているようですね。 「父が入院する前までは 友達関係のような感じで 遊ぼ!遊ぼ!と手をかんだり、服を引っ張ったり、背中に飛びついたりして。いたずらもよくしていましたが、父は怒らずニコニコと、てんちゃんに接していました。仲の良い遊び友だちでした。それが 退院後は父の様子が違うことが分かるのか、少し距離を置いて見守っているような感じになり、一切かんだり、背中に飛びついたりしなくなりました」 ――ベッドに寝た切りになってしまったおじいちゃんですが、てんちゃんが来ると元気に? 「どんなに体調が悪く、私が行って起き上がらない日も、てんちゃんが行くと起き上がってくれます。てんちゃんは 今の父の生きがい、原動力になってくれていると感じます」 (まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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