FA宣言した阪神・大山悠輔「他球団からどう評価されているのか一度聞いてみたい、しっかり悩んで決断したい」思いを語る
阪神の大山悠輔内野手(29)が13日、兵庫県西宮市の球団施設で取材に応じ、今季取得した国内FA権の行使を表明した。 決断の理由について「8年間やってきて、今の自分を他球団の方からどういうふうに思ってもらえているか、どう評価されているのかを一度聞いてみたいとは、ずっと思っていたので」と説明した。14日にFA選手として公示され、15日からは他球団との交渉が可能になる。 残留を求める阪神とも交渉しており、「残ってほしいという言葉をいただきましたし、いろいろ話しをさせていただいたなかで、思い、気持ちも伝わってきました。本当に感謝しています」と誠意は受け止めている。「でもやっぱり個人として評価を聞いた上で、しっかり悩んで決断したいという気持ちがあった」。昨オフには阪神から複数年契約も提示されたが、単年で契約していた。 藤川球児監督(44)とも電話で話したそうで、「いろいろな話しをしましたし、それを含めてしっかり考えていきたい」と話した。 茨城県出身の大山はつくば秀英高から白鷗大をへてドラフト1位で2017年に阪神入団。2年目から今年まで7年連続2桁本塁打をマークしており、通算137本塁打。昨年は「4番・一塁」で全試合に出場し、最高出塁率(4割3厘)のタイトルを獲得した。今季は得点圏打率が3割5分4厘と高く、DeNAオースティンに次ぐセ・リーグ2番目の数字だった。
中日スポーツ