シンガポールGP12位の角田裕毅に対して各国メディアの採点&評価は!? 予選は「際立ったパフォーマンス」と称賛、レースではチームの戦略ミスを指摘する声が多々
オランダのメディアでは、モータースポーツ専門サイト『GP BLOG』の採点は「7」。F1専門サイト『RN365』は10番目の「6」で、後者は上位と下位の5人のみしか寸評が綴られていないが、「3.5」で17番目評価に終わったリカルドを評する中で、「マリーナベイでの重要な局面で、彼がチームメイトの角田のレベルに達していなかったことは間違いない」と日本人ドライバーを引き合いに出した。 スペインのF1専門サイト『F1i.com』は「7.5」の高採点で、「RBは見事な週末のスタートを切り、金曜日のフリー走行では両ドライバーがトップ6に入り、特に角田は強さを見せた。リカルドは土曜日に調子を崩したものの、角田は勢いと好調を維持し、予選トップ10に食い込んだ。しかし、不運にも後ろには2台のフェラーリが控えており、レースが始まるといつもの混乱に巻き込まれ、ポジションを3つ失い、最後まで挽回できなかった」と彼の週末を総括している。 そして同メディアは、「残り28周でソフトタイヤに切り替えたのはチームの判断ミスであり、リカルドに角田を先に行かせるという重要な指示を遅らせたことも、フランコ・コラピント(ウィリアムズ)を追い越すチャンスを失わせた。角田は良い走りを見せたが、チームがチャンスを次々と潰してしまったように思われる」と、チームの責任を強調している。 スポーツ専門サイト『sportskeeda』は、「スタートが良くなく、自ら不利な状況を作ってしまった。トップ10から落ちた後、日本人ドライバーには前の車に対抗できるペースがなく、順位を挽回することができなかった」と、角田のパフォーマンスを振り返り、採点は「6」とした。 最後に、今回もランキング形式でドライバーを評価したモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、角田を実際の順位よりも上回る「11位」とし、「予選で見事なパフォーマンスを発揮し、時間的に厳しい中でのアウトラップとタイヤ準備に苦労しながらも8番手を獲得した」と2日目の働きぶりを称賛したが、決勝については「スタートの失敗が大きく響いた」と総括し、以下のように補足している。 「凡庸なスタートで11番手に後退したことで、レースでは常に不利な状況に立たされた。その後はポジションを維持し、カルロス・サインツ(フェラーリ)によるアンダーカットでポジションひとつを失っただけで、最終的にコラピントの2.5秒後方でフィニッシュ。エステバン・オコン(アルピーヌ)を先頭とする後続グループには大きく差をつけた」 構成●THE DIGEST編集部
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