「サンクスギビング・カクタスって何!?」手軽に育てて感謝祭を彩るおしゃれサボテンの魅力とお手入れ完全ガイド
もうすぐ訪れるホリデーシーズン。あちこちでパーティが開催されますが、主催者に感謝の気持ちを伝えるために、サンクスギビング・カクタスを贈りませんか。一生ものの贈り物は、きっと主催者も喜んでくれるはずです。 名前が示すように、サンクスギビング・カクタスは、サンクスギビングの時期に美しい花を咲かせます。 【写真でチェック】知らなきゃ損する!感謝祭のインテリアとしても人気なサンクスギビング・カクタスの魅力と育て方を徹底解説 手入れが簡単で、かつ長持ちすることで知られているこの植物は、サンクスギビングパーティーを主催する方への素晴らしい贈り物になります。もし今年の主催者があなたなら、これを部屋に飾らない手はありません。
ここでは、サンクスギビング・カクタスの育て方とお手入れ方法をご紹介します。専門家からのヒントを参考に、色と活気に満ちた素敵なホリデーシーズンを迎えましょう。
ホリデーシーズン・カクタス3種類の違い
サンクスギビング・カクタスのお手入れ方法をご紹介する前に、よく混同されるクリスマス・カクタスとイースター・カクタスという、似たような観葉植物との違いについて見ていきましょう。
【サンクスギビング・カクタス(シャコバサボテン)】 ・先端が尖った茎をもつ ・サンクスギビングの頃に開花 ・交配によりオレンジ、白、ピンク、黄色の花を咲かせる 【クリスマス・カクタス(カニバサボテン)】 ・クリスマスの頃に咲く(5月頃にまた咲くこともある) ・茎の尖りが少ない ・花はホットピンク 【イースター・カクタス(リプサリドプシスゲルトネリ)】 ・春(イースターの頃)に開花 ・葉の縁は丸みを帯びている ・花は星形 「個人的には、イースター・カクタスは、他の2種よりも育てるのが少し難しい印象です。水やりが一定でないと、生き残るために茎の部分を落としてしまいます」と、観葉植物の第一人者として知られるリサ・エルドレッド・スタインコプフはいいます。
サンクスギビング・カクタスお手入れガイド
サボテンは砂漠と関連付けられることが多いですが、サンクスギビング・カクタスは、実はジャングルのサボテンです。「サンクスギビング・カクタスは着生植物で、ブラジルの熱帯雨林の木のてっぺんに生育します。そのため、砂漠のサボテンよりも水分と湿度を必要とします」とスタインコプフ。それでは、サンクスギビング・カクタスのお手入れ方法を詳しく見ていきましょう。 ・水と土 湿った、水はけのよい土壌で育ちます。土が乾いたら(通常は1~2週間ごと)、水をあげてください。 ただし、やりすぎには注意しましょう。 ・光 サンクスギビング・カクタスは砂漠のサボテンではありませんが、生きるため、そして開花するためには明るい光が必要です。 「すべての面に花が咲くように、一年中頻繁に向きを変える必要があります。定期的に向きを変えないと、窓に面した側だけに花が咲きます」とスタインコプフ。 ・温度 暖かい気温を好みますが、秋は気温が低い方が開花しやすくなります。 とはいえ、手入れが簡単だと紹介した通り、一般的な家庭環境でもよく育つため、家の温度を一定に保たなければならないと意識しすぎる必要はありません。 ・剪定と繁殖 サンクスギビング・カクタスは開花後に軽く剪定しましょう。 「先端を切り落とすと、1つだった場所に2つの茎が成長し、翌年には2つの花が咲きますよ」とスタインコプフ。 「切り落とした茎を1~2日放置して硬くしてから、湿った培養土に挿してください。根が出て、新しいサボテンが育ちます」。