ゴルフをやらない人間が苦戦するビギナーを笑うのはちょっと違う… 最近のゴルフ番組を見て感じる違和感とは?
ゴルフの仕事をするならゴルファーを優しく見守ってほしい
ゴルフ番組を作っているけど自分はゴルフをしない人がいるのは、「自分の仕事はテレビ番組を製作する(あるいは撮影する)ことであって、自分自身がゴルフをすることは仕事ではないから」という理由なのでしょう。 それは別に間違いではありませんし、ゴルフはお金も時間もかかりますから、始めたくても始められない人もいます。 でも、ゴルフの仕事に携わるのであれば、せめてゴルファーを優しく見守る視線は持っておいてほしいなと思います。 コロナ禍のゴルフブームによってゴルフを題材にしたテレビ番組が増えています。その中には同じようにビギナーが苦戦する姿を面白おかしく見せようとする番組もありますが、サポート役としてプロゴルファーがレギュラー出演し、アドバイスをしてくれたりします。 女性タレントさんの番組は、練習場でのアドレスやグリップを見る限り、プロゴルファーの指導はほとんど受けたことがなさそうです。 ゴルフはプロゴルファーの指導を受けたからといって上達するとは限りませんし、プロゴルファーの指導を受けなくても上達する人もいますから、何が正解というのはありませんが、少なくとも初心者がゴルフを楽しめるようになるためのサポートはつけてあげてほしいと感じました。
保井友秀