ドライバーが200ヤードしか飛ばないんだけど…スコア70台って現実的に目指せるの?
飛距離200ヤードで70台を出すためのゲームプランとは?
ゴルフを始めたばかりのビギナーは、まず100切りを目標にして練習やラウンドをこなしていきます。100切りできるゴルファーは全体の3割ほどしかいないといわれていますが、達成後は早速80台、70台を目指すツワモノもいます。 【写真】これが正しく構えてヘッドを上から見た時の景色です
70台を目指すとなると、努力だけでなく身体的なセンスが必要になってくる気もしますが、ドライバーの平均飛距離が200ヤードの男性ゴルファーでも達成可能でしょうか? 東京都目黒区でハリーゴルフスクールを経営するレッスンプロのハリー石川氏は、以下のように話します。 「日本のゴルフ場の場合、白ティー(レギュラーティー)からプレーすると総ヤーデージが6000~6200ヤードくらいのコースが多いですが、このくらいであれば達成できなくはないです。パー4でだいたい360ヤードほどなので、ドライバーで200ヤード打って残り距離が160ヤードです。160ヤードであれば、5番アイアンもしくはユーティリティー等でパーオンを狙うことができます」 「しかし、青ティー(バックティー)からプレーする場合は、総ヤーデージが6400ヤードはあるので70台は相当難しいです。パー4がだいたい380ヤードあるので、ドライバーで200ヤード打って残り180ヤードを3番ウッドなどで狙うことになります。ドライバー飛距離200ヤードのゴルファーの3番ウッドの精度はそこまで高くないはずなので、パーオンはほぼ不可能になります。70台を目指す場合は、最低でもハーフ3~4オーバーで回らなければならないので、すべてのホールで一定確率以上のパーオンを見込めなければなりません」 パーオンが狙えない場合は寄せワンを狙うしかないので、アプローチやパターの技術がより必要となります。しかし石川氏は、例外もあると話します。 「同じコースで何度もラウンドしている年配ゴルファーのなかには、ドライバー平均飛距離180~200ヤードぐらいでも、バックティーから70台で回る人はいます。このような人は、フェアウェイウッドが異様にうまく、コースを熟知しているのでアプローチとパターで寄せワンを確実にとってきます。ただ、初めてのコースで同じようにプレーできるかといわれると難しいと思うので、どこでも70台が出せる実力があるとはいえないかもしれません」 年齢を重ねると、どうしても飛距離は落ちてきてしまいがちですが、アマチュアの場合、アプローチは衰えることなく上達し続ける人も多いといわれています。