保護猫の幸せな譲渡へ 22歳が起業した保護猫ハウスで伝える“命の尊さ” 青森県黒石市
子どもたちにとって動物と接することは命の尊さを学ぶことにもつながるのです。 この日は譲渡も行われました。 「猫ハウスごろにゃん」では、飼い主の年齢や家族構成、自宅が持ち家であることなどの譲渡の条件を定めています。 譲渡を前に、直井さんは改めて新しい飼い主にこう伝えます。 ★直井勇磨代表 「完全室内飼いでお願いします 適正な時期に不妊手術をお願いします こちらはお近くの動物病院さんとご相談下さい」 さらなる保護猫を増やさないために、大切なことです。
譲渡されるのは、生後4か月の子猫オレくん。 保護された時には、片手に乗るぐらいの小さな赤ちゃんネコだったそうです。 オレくんが新しい飼い主へ。 猫好きのこちらの女性は、この1年の間に長年暮らした2匹の猫との死別を経験しました。
★新しい飼い主 「(猫が亡くなったのは)寂しいね」 「なんでしょうね、(オレくんと)目線が合った気がしたの なんかかわいくてさ」 直井さんにとっては、オレくんとの別れの瞬間。 ★直井勇磨代表 「子を見送る親のような気分でして、ほっとする反面、ちょっとさみしさもあります」 譲渡先での幸せを願いながら見送ります。
4月のオープンから半年間で、およそ50匹の保護猫に新しい家族が出来ました。直井さんの一番の願いは… ★直井勇磨代表 「やっぱり猫の殺処分は 県内だけでいっても、犬よりも猫ちゃんのほうが何倍も多いので 1匹でも多くの保護猫に家族が見つかることを、僕は望んでいます」 保護猫たちの尊い命と幸せを守るために。直井さんはきょうも、やさしく猫たちを見つめます。
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