高圧洗浄機でダムに巨大な「ゴジラ」描いた 佐賀県とケルヒャーの“ダムアート”プロジェクト
清掃機器メーカーのケルヒャー ジャパン(神奈川県横浜市)は11月22日、佐賀県にある岩屋川内ダムにダムアート作品が完成したと発表した。同社の高圧洗浄機を使い、ダムの壁から汚れを洗い流すことで巨大なゴジラを描いた。 【画像6点あり】ゴジラの姿が浮き出てきた 佐賀県の情報発信プロジェクト「サガプライズ!」の一環として実施した。ダムアート製作にあたり、ケルヒャーのドイツ本社から洗浄チーム「チームNick」が来日。約4カ月を準備期間として費やし、総勢7人で作り上げた。 ケルヒャージャパンによると、ダムアートの制作は巨大なダム壁面にデザインを忠実に再現することが最も重要。ゴジラのディテールを表現するには、レーザーなどを使って正確にダム壁面を測量した後、縁取りのため約2400ポイントをマーキングしたという。それに沿い、業務用冷水高圧洗浄機「HD 9/23 G」を用いて洗浄チームが巨大なゴジラを描き出した。 チームNickのリーダーを務めるニック・ヘイデンさんは「キャラクターを描くのは初めてで、とても難しかったが、素晴らしいチームと熱意のおかげでプロジェクトを実行できた。世界的に有名なキャラクターであるゴジラをダム壁面に描く機会をもらえたことを大変光栄に思う」としている。 なお、自然環境を活用したアート作品のため、いつまでゴジラを見られるかは自然条件次第。「今だけしか見ることのできない作品を鑑賞しにぜひ訪れてください」としている。
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