学生たちが洋服を寄付「クロースドライブ」外国人技能実習生にぬくもりを〈仙台市〉
仙台放送
仙台市内の大学で学生たちが使わなくなった洋服を集める「クロースドライブ」という活動を始めました。寒さに慣れていない東南アジア出身の外国人技能実習生に、冬服を届けようと協力を呼びかけています。 仙台市泉区の仙台白百合女子大学です。 西ノ入菜月アナウンサー 「学生たちがお昼ご飯を食べている食堂の一角では、学生たちが冬服の回収を行っています。ダウンコートやニットなど、温かそうな冬服がたくさん集まっています」 使わなくなった洋服を集めて必要としている人たちに届ける「クロースドライブ」。心理福祉学科の学生たちが初めて企画しました。 仙台白百合女子大学4年生 「特定技能実習生ということで、まだお金もあまりない。夏服しか持っていないということで洋服の寄付をすることになりました」 きっかけは、外国人技能実習生との交流イベントです。働きながら技能や技術を学ぶ技能実習生ですが、東南アジアの出身者は、寒い宮城の地で限られた賃金の中、冬服の確保に困ることが多いそうです。その話を聞いた学生たち。 数日前から校内放送やチラシで協力を呼びかけ、12月12日は多くの学生や教職員が寄付にやってきました。 冬服を寄付した学生 「年が近い人とか身近な人が支援していると協力したいなって思いますし、授業で貧困のことを学んでいることもあって、少しでも力になれればと思っている」 仙台白百合女子大学4年生 「在留外国人の方や技能実習生の方は、日本人と実際に接する機会があまりないと思うので、こういう洋服の寄付を通じて、心の温かさを感じてもらえたらと思う」 仙台白百合女子大学では13日まで活動を行い、在仙台ベトナム人協会を通して、集まった冬服を届けることにしています。
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