“逆境グルメ”とは… 困難に直面する食材をおいしく活用! 各地で開発
その正体は、在来種の水草「ヒシ」。10年以上前から増殖し、水質や生態系などに影響を及ぼしているというのです。 そんな“厄介者”ヒシも“逆境グルメ”に…。“ヒシ茶”です。
香ばしい風味と、ほのかな甘みが特長だというヒシ茶。忍者の「マキビシ」の由来にもなっているヒシの実を、焙煎(ばいせん)して作られています。 いなびし 長友海夢社長 「漢方とか薬膳っていうのは知っていたので、なにか健康にいいものに転用できるだろうなって。お茶ってものにすると非常に、いろんなところで使ってもらいやすい。たくさんの方に手にとって使ってもらいやすいので、結果的にお茶に」 ヒシは、お茶だけにとどまらず、ヒシの実の収穫体験や焙煎(ばいせん)体験なども行い、ひとつの観光コンテンツになっているといいます。 いなびし 長友海夢社長 「“厄介者”っていわれたものに新しい価値を生み出して、それがなにか地域経済発展につながることにしたいなと」 ◇ 困難に直面する食材を、おいしく救う“逆境グルメ”。きょうもまたどこかで、新しい“逆境グルメ”が生まれているかもしれません。